概要

　　粘着ラベリングマシンとは、接着剤を用いて包装または製品にラベルを貼付する機械を指します。包装または製品の動きに応じて、直線型と回転型の2種類の粘着ラベリングマシンに分けられます。

　　粘着ラベリングマシンの基本的なラベリング操作プロセスは次のとおりです。

　　ラベルを貼付する包装片または製品を配置し、容器に合わせたノッチ付きのターンテーブルまたはネジ装置を使用して、容器を時間通りに位置決めします。

　　ラベルピッキング機構によって、ラベリングカセットからラベルを取り出します。

　　ラベルの裏面に接着剤を塗布します。その前に、ラベルの表面に製造日、ロット番号などを印刷することができます。

　　ラベルを容器のラベリングエリアに貼り付けます。

　　ラベリングを支えるために圧力をかけ、ラベリングが平らで滑らかでしっかりとしたものになるようにします。

　　直線型粘着ラベリングマシン

　　直線型粘着ラベリングマシンとは、包装または製品全体が直線的またはほぼ直線的に移動するラベリングを指しますが、包装または製品の単一の移動状態に応じて、垂直ラベリングとローリングラベリングに分けられます。

　　1. 直立型ラベリング：直立型ラベリングは、容器を直立させた状態で前進させ、容器内の指定された位置に粘着ラベルを貼付する方法で、一般的には局所的なラベリングに使用されます。局所的なラベルは、ボトル、仏壇、段ボール箱などの包装材の上に接着剤で貼り付けることができます。容器表面のラベルは容器の一部のみを覆うため、同じ容器に2種類、3種類、あるいはそれ以上の種類のラベルを貼付できます。

　　一部のラベリングマシンは、ラベルをあらかじめカットしてラベルボックスに挿入し、専用のピックアンドデリバリー装置でラベルを剥がします。また、印刷されたラベルのロールを使用するマシンもあり、必要に応じて、ラベルをシート状にカットして搬送します。ラベルボックスは固定式と、ラベルを貼るために前後に揺動するタイプの2種類があります。

　　タイプは、容器を間欠的に前進させ、移動せずに貼付するタイプと、容器が移動する過程で所定の貼付ステーションに送り込まれ、塗布されたラベルと容器の移動速度が同期し、接線方向に貼付されます。また、ラベルをボトル本体、ボトルネック、ボトルショルダーに同期して貼付できます。

　　2. ローリングラベリングマシン：ローリングラベリングとは、ボトルや缶などの容器を水平に置き、回転させながらラベルを貼付する方法で、一般的にリングラベリングに使用されます。ローリングラベリングマシンは、容器のリングに沿ってラベルを貼付するため、ラベルの上部だけでなく、容器の大部分を覆うことができ、容器ネックラベルとしても使用できます。

　　2. 回転式粘着ラベリングマシン

　　回転式粘着ラベリングマシンは、包装または製品全体を中心線に沿って回転させてラベリングする方法です。