96ウェルプレート自動充填・封止・ラベリング装置は、ハイスループットのラボ用消耗品およびIVD(体外診断用)産業向けに特化して設計された全自動生産システムです。このシステムは、プレートの自動供給、定量充填、ヒートシールまたはフィルムシール、ラベリング、画像検査、不良品排出といった工程を統合し、生産効率と製品の一貫性を大幅に向上させます。96ウェルプレートや384ウェルプレートなど、複数のサンプルまたは試薬プレートのバッチ充填および包装に適しています。
自動プレート供給と高精度位置決め:装置はラックまたはコンベアシステムから96ウェルプレートを自動的に供給し、高精度位置決め機構によって各ウェルを充填ステーションに搬送することで、高速かつ正確な位置決めを実現します。
高精度充填システム:マルチチャンネル充填ヘッド(オプションでセラミックポンプ、蠕動ポンプ、またはバルブ制御ポンプを選択可能)を採用し、各チャンネルが充填量と速度を個別に制御します。これにより、様々な液体の粘度に対応し、各ウェルごとに微調整を行うことで誤差を最小限に抑えます。
封止/フィルムシール:充填後、プレートは自動的に封止またはフィルムシールステーションに移動し、熱またはフィルムプレスによって封止されます。様々な封止方法に対応しており、サンプルまたは試薬溶液の確実な封止を保証します。
ラベリングとトレーサビリティ:封止後、システムは製品トレーサビリティのためにバッチ番号のバーコードまたはQRコードラベルを自動的に貼付します。正確なラベル貼付により、下流工程の物流および情報トレーサビリティを確保します。
インライン検査と不良品排出:画像認識または光電検査システムを搭載し、充填量、フィルムシールの完全性、ラベル貼付位置などの主要な品質指標をリアルタイムで監視します。不良なディープウェルプレートは自動的に排出され、歩留まりが向上します。
柔軟なフォーマット切り替え:システムの設計は、交換可能な治具とパラメータ設定に対応しており、96ウェルプレートや384ウェルプレートなど、様々なディープウェルプレートフォーマットに対応できるため、多様な生産環境に適しています。
生産能力の大幅な向上:手作業と比較して、自動化された統合プロセスにより、生産サイクルタイムが大幅に短縮されます。
品質の一貫性の向上:高精度充填とインライン検査により、人為的ミスが削減され、製品の標準化が保証されます。人件費と運用コストの削減:プロセス自動化により手作業が削減され、人件費が低減し、作業安全性が向上します。
情報管理の実現:ラベリングおよびトレーサビリティ機能により、デジタル生産管理システムの構築が容易になります。
機器詳細:
型番:GST-SWYP004A
サイズ:L4200*W1200*H1800 (mm)
生産能力:600~700箱/時
充填量:50~800μL
総電力:5kW
電源電圧:220V/50Hz
重量:1200kg
カスタマイズ対応:可能

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